昼下り、皆さんが公民館に集まり始めると「今日も雨だね」「涼しくなったから長袖を急いで探したよ」という会話が聞こえてきました。ひと雨ごとに秋の深まりを実感する今日この頃ですね。今回は、参加者・スタッフ・関係者34名がお集まりくださいました。
毎回季節感のあるホワイトボード。今回は秋刀魚(さんま)やきのこが!食欲の秋ですね~♪
店主の本田さんの挨拶と1分間体操からスタート。
いつもの様にお茶やコーヒーを飲みながら会話を楽しんでいます。
今日のお楽しみタイムは『トントン紙相撲すなみ場所』。紙コップで力士を作り、みんなで紙相撲大会です!!
紙コップに切れ目を入れ、マジックで顔などを描きます。つぶらな瞳の可愛い力士、切れ長で二枚目の力士、そして“まわしがTバック!?”のセクシー力士も出現(笑)。皆さん細部までこだわって素敵な作品を作っています。
もちろん自分の力士には、〇〇山・〇の里・〇〇川と四股名もつけました。中には白鵬関も‼(とても強そう~)。
力士が完成したら、いよいよ勝負の時間!紙相撲すなみ場所、取組み開始です。
行司は運営委員がつとめ「はっけよ~い のこった~」
あちらこちらで熱戦が繰り広げられ歓声が上がっていました。
上位3名と敗者復活戦で勝ち上がった1名による決勝トーナメントは、「ひがーしー、〇〇山~。にーしー、〇〇丸~」の呼び出しを参加者がやってくださり、大いに沸き返りました。結びの一番で接戦を制した優勝者には大きな拍手が贈られました☆
ちょっとためになるミニ講座は、認知症サポート医の細井先生(さつき台病院)をお招きしてのミニ講演会。『予防』『病院』『薬』3つのテーマを中心にお話してくださいました。
心に残るお話がたくさんたくさんありました。運営委員の記録の抜粋ですが少しだけご紹介させていただきます。
認知症=もの忘れ+生活障害(もの忘れだけでなく、普段出来ていた事ができなくなることが加わった状態)
予防=生活障害が起こることを遅らせる(認知症にならない様にするのではなく、できる限り心も体も“若く”現役でいる努力をする)
病院→病院に連れて行くことや薬をもらうことが支援の始まりではない。家族や周囲の人が見ていて、気づいた時に気づいたことを支援すればいい。病院で診断が確定しなくても、できることをお手伝い・サポートすればいい。
薬=脳の細胞を刺激している(飲んだら治るわけではない。症状の進行を止める・遅らせるのとも違う)不活発な脳に刺激を与えて効果がある場合もあるが、怒りっぽくなるなどのリスクもある。薬への過大な期待は危険。
皆さん熱心に耳を傾けていました。
「認知症は普通に生活していてもなる人はなる。原因を探そうとするのは良くないこと(〇〇な生活をしたから等)。間違った事をした訳ではない」「“認知症になったらおしまい”と思う人もいるが、認知症の人を“おしまいね”と見るのは違う。家族や自分もなる可能性がある。認知症になった人を否定してはいけない」
先生の言葉は私たちの心に響びきました。
参加者からの「若い人にも今日のような(先生の)話を聴いて欲しい。機会を作って欲しい」という要望に、先生も「子どもから大人まで全ての世代で共有し、人を育てていきたい」「認知症への理解が広がり、認知症になっても住み慣れた地域や家で安心して暮らせる様に」とおっしゃっていました。
最後は恒例の今月の歌。ハーモニカの今井さんとギターの橋本さんの伴奏にあわせて、歌詞を見ながら大きな声で歌いました。
小さなスタッフ他が作った表情豊かな力士たちも、私たちと一緒に皆さまをお見送り。
次回は、周南地区文化祭【10/20㈯・21㈰】の次の週に開催
第4金曜日
10月26日㈮13:30~
岩手県(遠野)の語り部さんの語りと、薬剤師さんのミニ講座です。
スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。