南山荘は平成15~16年に公民館サークル「どうだん山の会」の皆さんが中心となって地域の皆さんと力をあわせて作られました。そして建築から10年が経ち、傷みが見え始めた平成27年1月「かやぶき屋根の葺き替え」を行ったんですよ。
平成27年の葺き替え作業に私も参加したので当時の様子をご紹介します。
葺き替えの指導は建築当時も屋根葺きを行った渡辺さん(小山野)。参加者は公民館運営審議会委員、公民館利用団体や自治会の地域活動員、そして有志の地域の皆さんなど延べ173人。22日間かけて作業を行いました。カヤの調達も周南地区内の山の斜面や国道127号沿いなどから。刈ったカヤを縄で縛って公民館へ運びました。それだけでも大仕事でした!
葺き替え作業は、足場や屋根にのぼり、職人技を目の当たりにしながら見よう見まねで、みんなで楽しく取り組みました。(写真⑨私もがんばりました)
作業の合間に囲炉裏を囲んでおしゃべりする時間もとっても楽しかった~♪たまに雪もチラついた極寒の1~2月でしたが、薪で沸かしていれるお茶をみんなで飲むと心も身体も芯から温まるんですよね。作業中、海外の公務員の方々が日本の『公民館』を視察に来た際に立ち寄ってくださって、囲炉裏で蒸し焼きにした焼き芋を一緒に食べたこともありました。完成後も憩いの場だったんですよ。
記事の写真で屋根にのっているのは渡辺さん(小山野)髙橋さん(山高原)、そして黒(美)です。文化祭の特別展では葺き替え作業の様子を道具や写真で振り返り、DVDに編集した作業記録映像も上映しました。
今は6年が経ち、大きな台風で被害を受けたので葺き替え当時とは少し変化した姿ですが、地域の皆さんが力を合わせて取り組み完成した『南山荘』をよかったら見てみてくださいね。裏山散策オススメです (^^♪
さぁ 周南公民館の裏山にGO~!
※ 囲炉裏を使う時は、火の始末にくれぐれもご注意ください
スタッフ 矢(雄)/ 黒(美)