すなみほっとサロン

君津市周南公民館で実施している、認知症カフェ「すなみほっとサロン」の様子をお伝えするブログです。

緑の木々、季節の花、鳥のさえずり、みんなの笑顔―。
心安らぐ君津市周南公民館で、私たちは、認知症カフェ「すなみほっとサロン」を毎月1回実施しています。
温かい(Hotな)気持ちになる場所になってほしい、「ほっ」と一息つける場所になってほしいという2つの願いを込めて、「ほっとサロン」という名称にしました。
認知症のご家族やご本人、介護されている方、関心のある方にお声がけをして、お茶やとおしゃべり、お楽しみ企画、ちょっとためになるミニ講座などに取り組んでいます。
このブログでは、すなみほっとサロン運営委員会スタッフが各回の様子などをお伝えしていきます。

公民館の裏山で『モルック』に挑戦!~初めての屋外開催~

スタッフが集合し「晴れて良かったね~」と喜び、みんなで一安心しました。実は「ほっとサロン」で初めて屋外での開催を予定していたため、数日前から天気予報をずっと気にしていたんです。

今日は、参加者・スタッフ・関係者合わせて21名での開催です。

まずは本田店長の挨拶と1分間体操からスタート。

ちょっとためになる話は、ほっとサロンではお馴染みの、語り部(かたりべ)藤村たか子さんによる、遠野地方の民話を聞かせていただきました。今、遠野にも語り部は10名程しかいらっしゃらないそうで、君津でこうして聞くことができるのは貴重な体験ですね。

遠野の方言で聞く「あたまのおっきなおとこ」「とうふとこんにゃく」など、思わずクスッと笑える楽しいおはなしでした。そして今日の参加者のみなさんは東北出身の方も多く「方言が懐かしいね~」「友達に会えば言葉が方言に戻っちゃう」と感慨深そうにいえば、九州出身の方々や地元君津の方も加わり、方言談議に花が咲きました。そして一番盛り上がった話題のひとつは、民話にでてきた「でご」ってなに?の質問でした。「でご」は「大根」なんだそうです。参加者のみなさんの出身地によって日本全国いろいろな呼び方があるのがよ~くわかりましたよ!

そして最後はやっぱり「どんと晴れ~(めでたしめでたしの意)」。藤村さん、今日もありがとうございました。

次は公民館の裏山の広場に移動して「モルック」に挑戦です。

モルックとは、木の棒を投げて、地面に並べた12本の木製のピンを倒し、点数を競うゲームです。老若男女が気軽に楽しめるアウトドアスポーツとして楽しむ人が増えてきました。周南公民館にも「モルックセット」が常備され、秋には周南地区での大会や君津市の大会も予定されているそうです。

はじめに、4人ずつ3グループに分かれてチーム戦をしました。館長と黒(美)以外は全員が初めての競技なので、最初はおっかなびっくり!?投げていました。でも2~3投すれは慣れたもので、スーパープレーを連発!

特に⇓⇓この方、「あと4点です!」といえば、ピタッと4点を獲得。それも2試合続けてラスト1投で得点を決め、見事チーム戦2連勝に貢献されました!素晴らしい‼

木陰にイスを置き、水分補給や休憩をとりながら、個人戦を行ったり、投げる練習をしたり、思い思いに楽しみました。「外はすごく気持ちがよかった~」「モルックまたやりたい」「本当に楽しい♪」と喜んでくださいました。

最後は今月の歌。今日は今井さんと橋本さんの他に、今井さんのハーモニカサークルの女性が伴奏に参加。習い始めて2年弱とのことですが、日ごろの練習の賜物か、とても優しく温かなメロディーを奏でてくださいました。

青空の下、ハーモニカの音色が裏山の木立ちに響きわたり、爽やかな風も心地良く、とても素晴らしいひとときでした。秋になったら、また屋外で開催したいと思っています。

 

来月は、6月17日(金)13:30~

周南公民館 講堂にて開催します。

スタッフ一同、心より皆様のお越しをお待ちしております。

スタッフ 黒(美)