すなみほっとサロン

君津市周南公民館で実施している、認知症カフェ「すなみほっとサロン」の様子をお伝えするブログです。

緑の木々、季節の花、鳥のさえずり、みんなの笑顔―。
心安らぐ君津市周南公民館で、私たちは、認知症カフェ「すなみほっとサロン」を毎月1回実施しています。
温かい(Hotな)気持ちになる場所になってほしい、「ほっ」と一息つける場所になってほしいという2つの願いを込めて、「ほっとサロン」という名称にしました。
認知症のご家族やご本人、介護されている方、関心のある方にお声がけをして、お茶やとおしゃべり、お楽しみ企画、ちょっとためになるミニ講座などに取り組んでいます。
このブログでは、すなみほっとサロン運営委員会スタッフが各回の様子などをお伝えしていきます。

どんと晴れ♪語り部さんのおはなし会

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本日はスタッフの人数が少なく、夏休み中のちびっ子たちが大活躍!

サロン開始前から、マイクで「あと〇分で始まります~♪」「ママは〇〇歳です♪」と、軽快な語り口のDJが繰り広げられました。

 

今日も本田店主の体操でサロンスタート。

皆さん夏の終わりでお疲れでしょうか?いつもより参加者は少なめの18名。

それでもサロンでは、お茶タイムも朗らかに、明るい笑い声が響きます。

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今回のお楽しみタイムは、ほっとサロンで三回目となる「藤村さんの語り部」。

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耳に心地よい岩手県の遠野弁で、

・カッパ口

・二度咲く野菊

・へっぴりよめご

の三本のお話を聞かせてくださいました。

 

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藤村さんを囲んで、「ほぉ~」と感心の声が聞こえたと思えば、次にはドッと笑いが起こったり。。。お話の終わりにはお約束の「どんと晴れ♪」

あっという間にお話の時間は終了となりました。

 

ここで藤村さんの一口メモ。

お部屋の語源は、屁をする所という意味をこめて「お屁や」だそうです。

※諸説あり

 

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お楽しみタイムのあとは、ちょっとためになるミニ講座。

今回はつばさ訪問看護ステーション看護師の近藤さんをお呼びして、「看取りと備え」についてお話していただきました。

 

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近藤さん「君津市エンディングノートを活用して、ご自身の意思を残しておきましょう。書いたからといって早死にはしません(笑)」

 

・遺影の写真を選んでおく

・棺桶に好きな花を入れてもらう、こんな曲をかけてもらうなど、自分のお葬式をプロデュースするつもりで考えておく

・困ったことは包括支援センターへ相談をする

など、聞き取りやすく、明るく穏やかな口調で、体験談を交えながらわかりやすい説明をしてくださいました。

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近藤さん「その方が最後に良かったと思われるような看取りを、社会、福祉、ご家族で考えていきたいです」

 

お話が終了した後は、「これでいつでも死ねる(笑)!」「聞きたいことが全部聞けた!」と、皆さんキラキラしたお顔で話されていました。

 

今回は歌の時間がありませんでしたが、ほっと一息ついて、ほっとな気持ちになれる時間を過ごして頂けたでしょうか(*^^*)

 

次回は9月20日(金)。

皆さんのお越しをお待ちしております。