すなみほっとサロン

君津市周南公民館で実施している、認知症カフェ「すなみほっとサロン」の様子をお伝えするブログです。

緑の木々、季節の花、鳥のさえずり、みんなの笑顔―。
心安らぐ君津市周南公民館で、私たちは、認知症カフェ「すなみほっとサロン」を毎月1回実施しています。
温かい(Hotな)気持ちになる場所になってほしい、「ほっ」と一息つける場所になってほしいという2つの願いを込めて、「ほっとサロン」という名称にしました。
認知症のご家族やご本人、介護されている方、関心のある方にお声がけをして、お茶やとおしゃべり、お楽しみ企画、ちょっとためになるミニ講座などに取り組んでいます。
このブログでは、すなみほっとサロン運営委員会スタッフが各回の様子などをお伝えしていきます。

小糸のカラー物語&「お題でビンゴ!」

開店準備中、今日の講師の朝生さんが素敵なプレゼントを届けてくださいました。

「ウエディングマーチ」というカラーのお花を、さっそく公民館にある花瓶や黒美が自宅から持参した花瓶に活けさせていただきました♪ 会場に飾ると「わぁ~」と歓声があがり、とても上品で華やかな雰囲気につつまれました。(タイトル中央下の写真は「広報きみつ」3月号特集より)

今日は、参加者、スタッフ、関係者あわせて26名での開催です。

本田店長のあいさつからスタート。

素敵なカラーの花に囲まれて早くお話が聞きたくなったようで(笑)、おしゃべりの時間もそこそこに「では今日の講師の~」とご紹介をして、すぐに「ちょっとためになるミニ講座」が始まりましたよ。

今日の講師は、小糸地区でカラーの栽培をされ、現在は君津市認定農業者協会の会長を務め、更に君津市社会教育委員も務めていらっしゃる朝生博之さんをお招きし「小糸のカラー物語」と題して君津の特産品である「カラー」について教えていただきました。

カラーの英名はカラーリリー(Calla Lily)、語源はギリシャ語で「美しい」という意味の「カロス」に由来するという説や、修道女の襟(カラー)に似ているからといった説があるそうです。別名は「和蘭海芋(オランダカイウ)」でサトイモ科の球根植物。一度植えると毎年美しい花を咲かせてくれるそうです。

カラーには「湿地性」と「畑地性」の2種類があり、君津市(小糸)では自噴する井戸水が豊富にあることから湿地性のカラーを年間約250万本を生産していて、日本一のカラー生産地!50軒以上のカラー農家さんがいらっしゃるとのこと。朝生さんは約10万本を生産していて大田市場などに出荷、そこから全国へ届けられているそうです。

「小糸公民館だより」平成10年度

「小糸公民館だより」平成10年度

とても貴重なお話の中にユーモアを織り交ぜる巧みな話術と興味深いお話の数々に、参加者からも次から次へと質問が飛び出しました。1つ1つ丁寧にお答えくださり、栽培から出荷まで丹精込めて生産していらっしゃる様子が伝わってきました。途中、朝生さんから「全国でも小糸のカラーに勝るカラーはなく、量も品質も君津が1番です」と聞いた参加者から「努力(の賜物)だね~」と称賛する声が上がりました。

参加者から‟カラーのお花を長く楽しむ秘訣は?”という質問があったのですが「毎日水をかえて、涼しい場所に飾る」とのことで、特に玄関などがオススメだそうですよ。そして、白い部分をまっすぐな状態に保ち、他の枝などに接触してキズがつかないように気をつけて飾るのも大切とおっしゃっていました。秘訣などを伺って、参加者の皆さんもスタッフも(子どもの頃からカラーが大好きな黒美も)「なるほど~」と感心すると同時に「さっそく実践してみたい!」「どこで買えるかな?」とワクワクしていました。

 

朝生さんから「先日取材を受けたので、3月の‟広報きみつ”に掲載されるんですよ」と紹介がありました。(追記:↓↓掲載紙面はこちらです。「広報きみつ」は君津市ホームページからもご覧いただけます。また、君津市内の公民館ほか公共施設でも入手することができます。)

「広報きみつ」2023年3月号(3月1日、当ブログに追加掲載)

「広報きみつ」2023年3月号 特集ページ(3月1日、当ブログ追加掲載)

朝生さん、とてもわかりやすくて楽しいお話をありがとうございました。

そして美しいカラー(ウエディングマーチ)もありがとうございました♪

休憩をはさんで次は「お楽しみタイム」

今日は脳トレ「お題でビンゴ」です。

ビンゴと言っても数字をつかったビンゴではなく、チームで相談しながら「お題」にそってマス目を埋めていくビンゴです。

最初のお題は「好きな温泉地または行ってみたい温泉地」。縦5×横5、計25マスの中に温泉地名を書きながら、「旅行で行っていいお湯だった」「出身地の近くにある」など、皆さん盛り上がっていましたよ。

記入し終わったらビンゴ開始!各チームが順番に1つずつ温泉地名を発表していきます。あっという間にリーチになり「ビンゴ~」と終了するチームが続出し、大きな歓声があちこちであがりました。

「楽しい~!もう1回!」との声が上がったので、もう1問。

2つ目のお題は「魚へんの漢字」です。25マスの中にお寿司屋さんのお品書きの様な漢字を書いていきます。1問目の経験から、チームで相談し作戦をたてて、他のチームが‟書きそうな漢字”や‟書かなそうな漢字”を組み合わせて書いていましたよ。

書き終えたらビンゴ開始!今回も熱戦が繰り広げられました(笑)

チームで「お題」を記入しながら会話が盛り上がり、ビンゴでも盛り上がることができて‟一粒で二度おいしい”ゲームでした!

本当に楽しかったとおっしゃって「他のところ(シニアクラブやサロン)でもやりたいからお題とマス目の紙をちょうだい」と言ってくださる方もいて、用紙を差し上げたら大切そうにお持ち帰りになりました。

最後は今月の歌。今井さんと伊達さんの演奏にあわせてたくさんの歌を歌いました。

 

ほっとサロンが終了し帰宅する際には、朝生さんからいただいたカラーのお花を皆さん大事そうに抱えていらっしゃいました。

 

次回は、3月17日(金)13:30~

みんなで「竹灯籠」を作ります。

作った竹灯籠は、3月25日から開催予定の周南公民館開館50周年を記念したイベント「公民館の夜桜と竹灯籠のあかりを楽しむweek」にて公民館の桜の木の下に並べます。(イベント終了後にみなさんのお手元に!)

作品例(周南公民館HPより)

スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

スタッフ 黒(美)